*Rada History 2* ポカホンタスとの出会い
- aromacate
- 2015年4月2日
- 読了時間: 3分

小学校に入ってから、ぷくぷく太っていきました(笑)。
ますます、自分のことが嫌いに・・・・・・
正直、自分の人生にとって、暗黒時代だったので、あまり覚えていません。
ただただ、「なぜ私だけ色が黒いんだろう・・・」
「私だって、色が黒いのも、太いのも嫌だ。でも、どちらも自分ではどうにも出来ない」
「顔も可愛くない、口の脇にあるホクロも、たらこ唇も大嫌い」
と、いうことばかりを考えていました。
相当ひがんでいたのではないかと思います。
友達と一緒にいるのもいや。
体育の時間が一番嫌い。
図書館に逃げて、時間を費やす。
学校では、そんな日々。
踊りの時間の自分と、学校の自分には、大きな隔たりがありました。
そんな折、少し、灯の光が見える出会いがありました。
ある日、図書館で出会った、リンカーンの伝記と、アンネの日記、
そして、母が見せてくれたディズニー映画のポカホンタスとの出会いでした。
差別に苦しんでいた、黒人の姿と、
民族浄化により隠れ家に潜んだアンネやユダヤ人の姿が、自分と重なりました。
身体的に、アメリカ・インディアンと自分が似ているようにも思いました。
自分の力ではどうしようも出来ないこと、そういうものが世の中にはたくさんある。
自分と同じように、いや、それ以上に苦しみ、恐怖を抱いている人たちがいる。
一方で、差別や民族の問題に立ち向かう、勇敢な人たちもいる。
リンカーンのように、差別に立ち向かい、正義の守る人でありたい。
アンネのように、どんな状況でも、ポジティブに未来を見ていたい。
ポカホンタスのように、自分の信じる道を、自分の足で歩みたい。
そんなふうに思うようになりました。
(若かったんで、志は大きく持ってました、笑)
何を思ったのか、
まずは、勉強をがんばろう。
体育は苦手だけど、勉強を頑張って、知恵をつけるぞ、
と意気込んだのでした。
それから・・・
暗黒時代~生きる展望が見えそうな時代とは別途、幸せな時間も実は、ありました。
妹、なっちゃんの存在です。
6つ年下のなっちゃんは、白くて細くて、可愛くて、私とは全く似ていない女の子でした。
(ちなみに今も似ていません・・・・)
自分のことは、全く好きになれなかったのですが、
なっちゃんのことは、すぐに好きになり、相当可愛がったのを覚えています。
「お姉ちゃん」、という新しい役割を与えられた私は、そこに生きがいを感じていきました。
なっちゃんの誕生によって、どうにか私は、もうひとつ、自分の存在価値を見つけられたように思ったのです。
なっちゃんの成長を心から応援し、なっちゃんのよき姉でありたい。
なっちゃんには自分を好きなままでいて欲しい。
いつもそう願いながら、誰よりも可愛がってきました。
のちに、なっちゃんの存在が、私をインストラクターの道に導いてくれるとは、
その時は、思いもよりませんでした。
(続く)
※
Rada historyでは、ちょっとづつ、Radaの半生を書き綴っていきたいと思っています。
ちょっと出だしは暗めですが(笑)、踊りをはじめとして、さまざまな出会いを通じて、今の私がいる、
みたいなことを書いていけたらなーと思っています。
ちなみに、ホクロとたらこ唇は、今ではチャームポイントのひとつとして気に入っています♪
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